日産自動車㈱に入社以来、33年近く、エンジン開発において、部品設計業務はもとより、実験業務（性能実験、耐久・信頼性実験、部品機能実験）、プロジェクト管理業務と全ての分野を担当してきました。また、4年間の台湾出向期間では、エンジン部品に限らず、シャシー部品、冷却・燃料系部品の国産化開発も経験しました。

幾多の開発問題に対し、常に図面、試作品、実験データと向き合い、関係部署、部品メーカーと調整しながら問題を解決し、プロジェクトの日程に影響を与えることなく、無事、新エンジンを立ち上げてきました。多くの部品を担当したことで、図面から加工方法、製造工程、加工設備まで知見を持ち合わせています。試作段階では、作製現場に呼ばれ、現物と向き合い、多くの問題を解決してきました。その後工程のベンチにおけるエンジン単体評価実験、テストコースでの実車評価実験で指摘される多くの問題を解決してきました。工場における量産試作でも新たな問題が発生し、そのたびに問題解決をしてきました。量産後は、市場不具合対応、品質管理も開発として関わってきました。すなわち、一気通貫で機械系部品の問題解決に対応できます。

台湾出向中はもちろん、多数の海外出張中、および日本における海外部品メーカーとの調整業務では、円滑な業務遂行できる英会話能力を身につけてきました。エンジン開発で培ってきた技術力（課題分析力、問題解決力）と英会話能力を生かし、海外出張には、ストレスなく、軽いフットワークで対応できます。

さらに、製品の品質だけではなく、企画、設計業務、現場業務など仕事の質も含む、TQM（Total　Quality　Management）手法を駆使して、会社の収益改善、経営改善、体質改善に貢献できます。

日産自動車㈱を平成24年12月に早期定年退職し、平成25年7月に日立オートモティブシステムズ㈱（現：日立Astemo㈱）に入社し、前職の経験を生かしエンジン部品およびシステムの先行開発に従事しました。その間、2016年3月に技術士2次試験に合格し、技術士(機械部門)の登録を済ませました。その後、独立し、技術士事務所を開設し、現在に至っております。