知的財産の価値とは?
- 2023/07/11
特許が多額のお金を生むとか、ブランドが高値で売却されるとかいう話を聞いたことがあるかもしれません。それは知的財産が価値を有することを意味します。
知的財産と似たような財産としては不動産などがありますが、不動産は他人に貸し出すことで賃料が得られたり、築年数や面積、駅からの距離などに応じた相場価格が存在したりする点で、換金可能な価値を有します。これに対し知的財産は、基本的に換金不可能で、相場価格もありません。
(1)特許(パテント)の価値
特許を取得すると特許証という賞状のような紙をもらえますが、その紙をどこかに持って行って換金できるものではありません。権利を維持するにも毎年の特許料を特許庁に支払う必要があります。
ではどうして、特許を取得するために多額のお金や労力を掛ける人や会社があるのか、素朴な疑問をお寄せ頂ければ、わかりやすくお答えします。
(2)意匠(デザイン)・商標(トレードマーク)・著作権(コピーライト)の価値
知的財産制度の中には、新しい技術を保護する特許制度の他に、新しいデザインを保護する意匠制度や、トレードマークを保護する商標制度、特定の表現を保護する著作権制度などがあります。
これらの知的財産にも価値があり、その価値は特許よりも具体的に把握しやすく、幾分か換金をしやすいと言えます。それは何故なのか、わかりやすくご説明差し上げます。
(3)金銭的・定量的価値と非金銭的・定性的価値
価値と言えばお金に換算できそうに聞こえますが、お金に換算できない価値(プライスレス!)も世の中には存在します。知的財産における非金銭的・定性的価値とは一体どのようなものを意味するのか、ご興味がございましたら、わかりやすくご説明差し上げます。